
おまもりは、魔法ではありません。
持っているだけで災いが避けられるわけでも、願いがかなうわけでもない。
それでも人は昔から、大切なものに小さなしるしを結んできました。
旅に出る人へ。子を思う親から。無事を祈って、手のなかにそっと。
おまもりとは、祈りに、かたちを与えたものです。
指輪も、そのひとつだと考えています。
特別な力があるからではありません。
毎日、薬指にある。その事実そのものが、おまもりになる。
朝、指を通す。
夜、外して置く。
くり返すうちに、指輪はいつのまにか、ふたりの時間そのものになっていきます。
アムールアミュレットの指輪には、一本の線があります。
プラチナとゴールド、生まれのちがうふたつの地金を結んだ、その継ぎ目です。
生まれた場所も、色も、硬さもちがう。
本来なら、ひとつにならないはずのふたつ。
けれど、結ばれて、離れなくなる。
その線を見るたびに、はじまりの日を思い出す。
わたしたちが「おまもり」と呼んでいるのは、そういう指輪です。