
結婚指輪は、多くの場合、左手の薬指に結びます。
けれど、なぜ薬指なのか。
そこには、古い言い伝えがあります。
古代の言い伝えでは、薬指から心臓へ、一本の血管がまっすぐ通っているとされました。
ラテン語で「ウェナ・アモリス」——愛の血管、と呼ばれます。
実際には、その指だけに特別な血管があるわけではありません。
それでもこの美しい言い伝えは、いまも受け継がれ、「心にいちばん近い指」として、薬指が選ばれてきました。
日本語の「薬指」という呼び名にも、由来の説があります。
薬を練ったり、塗ったりするときに使う指だった、という説です。
ふだんはあまり使わない、いちばん静かな指。
だからこそ、大切なしるしを預けるのかもしれません。
心にいちばん近く、いちばん静かな指。
そこに、ふたりのおまもりを結ぶ。
アムールアミュレットの言葉、「薬指に結ぶ、愛のおまもり。」は、このいわれの上に立っています。